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できない、ではなく、できることに目をむけて

この間、知り合いのお母さんが「うちの子、音痴みたいなの」と悩ましげに言うのを聞いて思わず笑ってしまいました。

だって、そこの家の子はまだ4歳です。音痴というか、音程なぞはずれて当然です。というより、歌を唄うだけでも立派なもんです。

ところが、当人にするととても大きな不安材料なんですね。

歌だけではありません、やはり母親はどうしても他の子と比べがちですから、滑り台をひとりで滑れない、とか、お砂場遊びしていても何もできない、とか、クツの履き方を覚えない、とか、他人が落ち着いて聞いているとたいしたことでもないことが、本人はひどく悩んでいるということがよくあります。

それは、それだけわが子だけに視線が集中しているということでもあるのでしょう。

成長過程のスピードは本当に千差万別です。

何ができる、できないというのは簡単には比べられないものです。だのにどうしても、わが子となると「どうしてできないの」となってしまうんですね。

かくいう私だって、甘やかした末っ子など小学校に入っても服もたためず、体育の授業が始まるのに大丈夫だろうかなどと、自分がちゃんと躾けてこなかったことを棚にあげて心配ばかりしていました。

たったひとつ、先輩ママとして言えることは、「でも子供はちゃんと大きくなる」ということです。

できない事を数えていると、憂鬱になるものです。成長の段階においては、いずれ「できない」ことを教えていかなくてはならない時がきますが、幼児期はできない事を気に病むよりも、「これができるようになった」と一緒に喜ぶ体験のほうが大事なような気がします。

できる=うれしい、という体験を積み重ねていくと、やがてできないことに対しても、「がんばってできるようにしよう、できたら嬉しいから」と繋がっていくのではないでしょうか。

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