最近は女性でもタバコを吸う人が増えてきたというのはだれもが知っているところとなりつつあります。実際に目の前でタバコを吸う女性を見る機会が多いのですから当たり前です。
私は女性がタバコを吸うことを否定するつもりはありません。喫煙が法律違反であるならば大きな問題ですが、20歳以上の成年がタバコを吸うことは違法でも何でもないのです。成年であれば男性であろうと女性であろうとタバコを吸うことはできます。
ですが、たまに子供さんといっしょにいる時にタバコを吸っているお母さんを見かけます。さすがに子供といっしょの時に喫煙するのはどうなのだろうかと考えてしまいます。お母さんの吸っているタバコの煙を子供も吸い込んでしまっているのです。
これを受動煙と言うのですが、近年大きな問題として注目されるようになってきました。受動煙は喫煙者の近くにいる人がタバコの煙を吸い込んでしまうことを指すのですが、周囲の人間の方がガン発生にリスクが高いという話があるのです。これは非常に危険なことです。
お母さんが子供の前でタバコを吸うと子供への害悪が大きいだなんて洒落になりません。喫煙する人は自分でコント−ルできますし、タバコを吸うこと自体は自己責任なのです。ところが、お母さんがタバコを吸う子供はセルフコントロールがきないのです。
ある程度の年齢になればタバコの煙がけむたいのでやめてくれという意思表示をお母さんにできるかもしれませんが、そうでなければ子供はタバコの健康被害から自分を守ることはできません。
子供ができてお母さんになったら子供のことを考えてすっぱりと禁煙するのが最善です。もしどうしてもすぐに禁煙ができないのであれば、せめて子供がそばにいない時に喫煙するようにしてはいかがでしょうか。