最近は女性の婚姻年齢が上昇してきていますので、高齢出産をされる方も増加しているそうです。この現象の背景には女性の社会進出が関係しているのは今さら言うまでもありません。ついつい仕事が面白くて結婚する時期がずれ込んでしまうというのが原因のようです。
しかし、この高齢になればなるほど妊娠しにくいというのは事実としてあるのです。つまり、婚姻年齢の高齢化とともに不妊で苦しむ女性が増加しているのです。国の統計でもはっきりと現れているようですので事態は今や切実な問題となっています。
高齢での出産をしようとして不妊治療を受けている女性の場合には、卵子の劣化を指摘する医師が多いです。加齢により劣化した卵子は受精しにくいというのです。
以前ダウン症に関する本を読んだことがあるのですが、女性の卵子は20歳を過ぎてから劣化すると書いてありました。成人に達した時点から人間の体は衰えていくので、卵子もそれと同時に劣化するそうです。
そして、母親の出産時の年齢が高くなるほどダウン症の新生児が生まれてくる確率は高くなるというデータがあるそうです。要するに、女性はある20歳を境に年齢とともに妊娠しにくい体になっていくということらしいのです。
現代では女性が社会進出して婚姻適齢期は高くなったと言われていますが、出産適齢期とは一致していないということです。これは医学的見地から意見ですので、社会が変化したとかどうとかを言っても仕方のないことなのです。人間の本来の体の仕組ですので、ぜひこのことは女性に知ってもらいたいものです。