コゴトコム

  1. HOME
  2. 健康・医療
  3. 子ども
  4. 子どもの飲み物
  5. 赤ちゃんの飲み物と虫歯
健康・医療

赤ちゃんの飲み物と虫歯

もし、母乳をあげられる状況にあるならば、出来れば母乳のみで育てたいと思う母親は多いでしょう。しかし、水分は母乳以外受け付けてくれないとなると、母親が具合の悪い時や用事のある時は少し不便です。

初めは哺乳瓶で粉ミルクを飲むこともあったのに、次第に哺乳瓶嫌いになる子もいます。そして離乳食を食べるようになっても水分は母乳オンリーの子もいます。

お茶をあげてもお湯をあげても飲まないと、次第に「飲んでくれるならなんでもいい」と思うようになり、甘い果汁や乳酸飲料等を与えるようになることがあります。確かに母乳もミルクもほんのり甘いので、甘くない飲み物に抵抗を感じても仕方がないのでしょうが、ここで甘い飲み物ばかり与えてしまうと、歯に影響が出てしまうかもしれません。

ほ乳びんむし歯(ボトルカリエス)という言葉があります。これは歯が生えてから、ほ乳瓶やマグマグなどで、ミルクや砂糖の入った飲み物を飲み続けたことで、生えたばかりの前歯にできたむし歯のことを言います。

また、寝る前に哺乳瓶でミルクを飲まないと寝てくれないという話はよく耳にします。しかし、唾液の分泌の少ない就寝中はむし歯になりやすいので寝る前のミルクなど、水やお茶以外の飲み物を飲む習慣が残っていると危険です。さまざまなデータにより、ほ乳びんやマグマグなどの使用の継続習慣や就寝前の飲用習慣と、むし歯の発生の相関性が示されています。

寝る前のミルクの代わりにおしゃぶりを与えると、今度は出っ歯にならないか心配する必要も出てくるので、就寝前のミルクを飲む儀式は親にとって頭を悩ませる問題です。

他の記事もどうぞ

子どもの飲み物