グローバル化がますます進む中、英語を得意とする人も増えてきているのではないでしょうか。「将来は英語を活かせる仕事に就きたい」と考えている人に、少し心構えなどをお伝えできればと思います。
まず、自分が本当にやりたいことはなんなのかということを見極める必要があります。一口に「英語を使う仕事をしたい」といっても、非常に漠然としていてこれだけではなかなか情報を収集することができません。
また、実は落とし穴があるのですが、「英語ができるだけ」では仕事はありません。英語ができる前提で「あなたの特技や長所、セールスポイントはなんでしょうか?」この問いにさっと答えられないようでは、「英語を使う仕事」に就くのは難しいと思います。
「英語」というのはコミュニケーションのツール(手段)でしかないのです。そのツールを活かして、あなたは何ができますか?
例えば、理系出身であればエンジニアや、最近はIT関連でも需要がたくさんあります。文系出身であれば、日本語能力や文章を書いたり読んで理解することが得意でないと通訳や翻訳もそう簡単にはできないのが現状です。翻訳の仕事に多いのが医療系と工業系分野です。ただ英語ができるだけでこの辺の知識がないと、簡単に翻訳はできません。
英語以外のスキルを身につけることが実はとても大切です。もしまだ学生であるならば、文系であれば「簿記」などの経理系の資格を取ると有利ですね。「秘書検定」を受けるのもいいと思います。理系であれば、工学系、IT系の知識がかなり役に立ちます。
今後ますます海外とのつながりは強くなっていくでしょう。英語は世界共通の言語です。せっかく英語力を持っているのでしたら、ぜひプラスアルファの技能を身につけて、自分の理想とする仕事を手に入れてください。