赤ちゃんのにおいって良いですよね。一般的なイメージではミルクの匂いと言われることが多いようですが、それだけでなく、無垢で純粋な赤ちゃんにしかない特別な香りです。
一方、赤ちゃんにも嗅覚は立派にあります。生後間もない赤ちゃんの顔に「お母さんの母乳をつけたガーゼ」と「未使用のガーゼ」を近づけると圧倒的に「お母さんの母乳をつけたガーゼ」に反応し顔を向けるという研究結果があります。このことから赤ちゃんの嗅覚は生まれたときから備わっていることがわかるのと同時に人はその人だけのにおいを持っていることがわかります。
お母さんのにおいは羊水の中に居たときからの馴染みのものだから反応しているとも言われておりますが、赤ちゃんは身近にいる人のにおいを記憶する力も備わっているため、お父さんのにおいもしっかり認識できるそうです。
また、身近に存在している慣れ親しんだ人のにおいは赤ちゃんを安心させる作用もあります。すやすやと良く眠れたり、ミルクがしっかり飲めたり、成長していく過程でお父さんお母さんのにおいも大切な役割を果たしていると考えられます。
そのため、赤ちゃんにとって安心できるにおいを妨げるような香水、アロマ、芳香剤などは生後6ヶ月くらいまでは控えた方が良いと言われてます。
自分が親になる、きょうだいが増える、孫が生まれる、甥姪が生まれるなど家族が増えたときに、赤ちゃんの嗅覚のことを思いだしてみると、さらに愛着が増してしまいそうですね。