英語を使った仕事と言えば、当然海外の英語圏で働く駐在員さんですね。
海外展開している企業ならそのチャンスはいくらでもあります。転職ではTOEIC何点以上など求められますね。
働いている人は男性が多い?女性が多い?
男性が圧倒的に多いですね。もちろん女性の方もいらっしゃいますが、本当に稀です。
この仕事に必要な資格はある?
駐在員になるために、という観点だけで申し上げますと、英語力(TOEIC)でしょうか。実は私も駐在員として派遣される前には必死で勉強しました。それでも日常会話に毛が生えた程度の英語力でしたが…。
必須ではないけど、あると役立つ資格や知識、スキルはある?
それぞれの国の環境に柔軟に対応できるスキルがあると暮らしやすいですし、仕事にも集中できると思います。これは自分自身だけでなく、帯同する家族にも同じことが言えます。
私は東南アジアの国に駐在しておりましたが、実際に家族の方がなじめず帰国した方もいらっしゃいました。
この仕事の働き方はどんなのがある?
駐在員、となると基本的には企業に正社員として属して、海外支社や工場などの立ち上げ、そこでの業務にあたること、が基本です。会社によっては、駐在という形をとらず、現地採用(現地法人の直接雇用)に一定期間から無期限で雇用を切り替える、というところもあるようです。
この仕事をしている人の年齢層、年齢の有利不利の有無はある?
そうですね、駐在員は3種類に分けられるかもしれません。1つは海外での経験を積むことを目的として派遣される若手と、もう1つは海外で補いきれない人材や本社とのブリッジになる人材として派遣される中堅の方、最後に、現地でのパイプを持っていらっしゃるような経験者の方。最後に述べた方々に関しては定年後の方も多くいらっしゃいます。
必要な英語力はどれくらい?
派遣される国によるでしょうが、今派遣先として多い東南アジアなどの英語が母国語でない国ですと、日常会話でもどうにか生活と仕事をこなせます。英語圏ですと生活は出来るレベルは必要でしょう。仕事に関しては、通訳の方がいらっしゃる環境が多いので重要なことや細かいことは通訳の方を通じてしっかり確認します。しかし、スタッフ間のコミュニケーションや信頼を考えると、英語力、現地語力は日常会話レベルは身につけておきたいものです。
どんな人を相手に仕事をする?
私の場合、本社、現地のスタッフ、現地の役所や取引先の方々が主な相手となっていました。通常の業務は現地のスタッフとともに主に現地の取引先に向けて行いますが、定期的な本社への報告業務も駐在員として重要な仕事です。
収入は多いですか?少ないですか?
日本にいる時より、駐在員である時は収入が高かったですね。金銭的にだけでなく、車などの現物手当てもありましたし、生活費は安かったので余計です。
この仕事の需要、就職先は多い?競争が厳しい?
社内での需要で申しますと、ほとんどの企業では、是非駐在したい!という社員が多くて選考があると思いますが、一部、社内から手が上がらないので中途採用で人材を確保したい、というお話も聞いたことがあります。中途採用では、将来の駐在員要員として語学力の高い若手の人材や駐在の経験者を確保することもあるようです。
副業として働ける?
これは、難しいですね。
ちなみに、駐在に家族が帯同する場合があると思いますが、この家族が現地で働けるかどうか、まで会社の規定に入っていることがあります。
この仕事に就くまでの過程は?
私は大学卒業後、商社へ入社いたしました。インフラ関係の部署におりましたので、海外事業のプロジェクトに携わることもありました。駐在員の希望を出してから英語の勉強をしながら2年待ち、20代後半に実際にプロジェクトが動いている東南アジアの国で2年間駐在をしました。