お医者さんも英語を使う場面があるんですよ。特に上を目指す場合は英語は必須になっていきます。
医者としてお仕事をされている方に仕事内容を聞いてみました。
働いている人は男性が多い?女性が多い?
男性が多いですが、女性も増えています。看護師さんは圧倒的に女性が多いですよね。
この仕事に必要な資格はある?
医師免許が必要です。大学の医学部もしくは医大で6年勉強し、国家試験を受けます。医師免許を取得すると2年間の臨床研修があります。医師免許は更新や有効期限はありません。
必須ではないけど、あると役立つ資格や知識、スキルはある?
大学の医局に属している、開業しているなど立場によって違いますが、各学会認定の専門医・指導医資格はとても役立ちますね。また科にもよりますが…、内視鏡のスキル、各種検診のスキル、画像診断のスキル等々ありますが、患者さんや家族の方とのコミュニケーションスキルもとても重要です。
この仕事の働き方はどんなのがある?
開業医や勤務医は一般的に知られていると思いますが、意外と知られていないのはアルバイトでしょうか。大学院に進学する場合も大学病院などで働きながらアルバイトをしていることが多いです。年齢も幅広いですしね。
この仕事をしている人の年齢層、年齢の有利不利の有無はある?
年齢層は、医師免許を取ってからの24歳からですね。医師の平均年齢はだいたい40代半ばといったところでしょうか。まあ、免許が失効しないし、開業医は定年退職もないのでこうなる訳ですが。外科医など、眼と手先を酷使する課の先生は年齢による不利さにも言及されますが、日々前進している先生方はそれに勝る経験と知識を備えていることも確かです。
必要な英語力はどれくらい?
現在はカルテを英語で書く医師は多いですね。医学用語なので医師としての勉強をしている中で身についていくレベルだと思います。
また、30代で海外に渡る医師は多いです。語学留学ではなく基礎医学の研究や多くはありませんが、医師として働くためです。基礎医学の研究の場合は基本的に英語での生活、勉強が出来ればいいわけですが、医師として働くにはアメリカの医師免許を取得する必要があるため、ネイティブの患者さんや他の医師やスタッフともスムーズに意思疎通できるレベルが求められます。
どんな人を相手に仕事をする?
入院、外来、訪問診療の患者さんはもちろん、技師さん、看護師さん、薬剤師さん、病院の事務の方、製薬会社や医療機器会社の方など、様々な医療関係の方との連携があってこそです。病院の施設を支えて下さっている方々にもお世話になっています。
収入は多いですか?少ないですか?
研修医のころは非常に厳しい生活を強いられますが、アルバイトを始めるころになると一般の平均年収は超えます。忙しさと収入が比例するわけではないので厳しいと感じる部分もあります。
この仕事の需要、就職先は多い?競争が厳しい?
仕事の需要がなくなることはないのですが、科によって偏りが大きいですね。就職先は病院のほか、医療系の企業での開発研究職や公務員(医系技官など)、研究機関、一般企業(産業医)などがあります。
副業として働ける?
可能です。主婦をしながら健診や当直のアルバイトだけしている、という先生もいらっしゃいますよ。
この仕事に就くまでの過程は?
私は、1浪して入学した大学の医学部を卒業したと同時に医師免許を取得しました。大学病院で研修、医局から派遣された2つの病院で勤務後、米国に1年間留学、帰国後大学病院に復職しています。