30代後半・男性
やはり人見知りの激しい人がいるものです。
実は私もそんな一人です。
学校の時代から剣道を始めて、剣道にのめりこんで、剣道の付き合いでいつも剣道の話を中心に剣道をという趣味を楽しんできました。地域の中学高校生を教えるようになり彼らともいろいろな相談などに乗りながら休日はそんな毎日を続けてきていました。やはり女の人とはお付き合いしたことが、高校の時にありましたがそれ以来15年近く女性とつき合った人もいません。僕はお酒も飲まないし、男の友達は多いほうだと思いますが、製造業という仕事柄結婚の相手になる年齢の女性と会うこともありませんでした。職場もおばさんばかりです。
そんな中ある既婚の30代の職場の女同僚が、女性を紹介してくれました。実はその紹介相手が今の奥さんです。
電話で連絡をもらって彼女と初めて映画を見る約束をして、その週の土曜日デートをしました。
紹介してくれた同僚のアドバイスもあり、彼女の話に耳を傾けるようにアドバイスがあり、当日の服装のアドバイスがあり、とにかく映画を見て食事に誘うという大きなデートの任務が与えられ、思い出すと今でも冷や汗です。
あって少し時間がたって少しずつ互いに話していくと、プロ野球の話や、美味しい食べ物の話などで自然に打ち解けて話せたのですが、デートを終えて次の連絡をコンタクトを取るとき嫌われていたらどうしようと女性に対する引込思案がでて勇気を振り絞ったこと覚えています。
しかしもうコレは最後の結婚のチャンスと思って連絡を取り、次のデートを取り付けました。
もちろん私の一目ぼれです。
彼女の心がわからないけれども二回目のデートでとても結婚を前提にお付き合いがしたいと申し込みました。
年齢が30代ですから恋愛より結婚前提の恋愛をするのが相手に対しての誠意と思い、まずは自分のこの気持ちを伝えました。今聞くと三回目のデートのときに結婚しようと決めてくれていたそうです。
そんな心を知らない私は、週に一度のデートを2ヶ月ぐらい行なう中で心配で心配でした。
野球を見に行ったり、剣道の私の試合に招待したり、そして彼女のアドバイスに髪型を変えたり、ダサかった格好を服屋でマネキンの上から下までそっくり買って着たり、結婚してもらえるように努力しました。
6カ月後に結婚式を挙げるまで、そして結婚しても1年間ぐらいたった今でもまだ照れて自分を出せませんでしたが、私は元々、無口だからニコニコ話を聞くことに徹したことが彼女の心を掴んだのだと教えてもらいました。元々話しべたですが、無理に話すのでなく、自分のよさを知ってもらおうと一生懸命優しくし、気を使い、奥さんを立てるようにしました。
そのお陰か今でも優しくするたび、わたしももっと優しくされます。結婚できたのも自分勝手でなく真剣にお付き合いしたのが良かったのだと思いますから、適齢期の過ぎた人たちは、相手の身になって結婚相手に接するのが若い人の恋愛と違うのだとアドバイスしたいです。