どうも頭が回らない。
やろうとしてもうまくいかない。考えなくちゃいけないのに思考が進まない…
相手の会話内容がいまいち理解できなくなる…
うっかりミスも増えるこの症状。考えられる原因は非常に多く、ただの体調不良や栄養不足もあれば、脳が障害を持っている重大な病気のサインのこともあります。
何か他の症状があるならすぐ病院へ!
頭が回らないというだけでなく、
- ろれつが回らない
- ひどい頭痛がする
- 気分が悪くなる
- 悪寒がする
- しびれがある
など何か他の症状がある場合は、栄養だ休息だと試す前に、まず脳神経外科などちゃんと医者に診てもらうべきです。こういった症状は本人が大丈夫と頑張るほど手遅れになります。
病気じゃない場合の頭が回らない対策
別にそこまでじゃない。本当に頭が回らない、なんか昔の自分と違うんだよなあ…
という場合は、日常生活の改善で良くなるかもしれません。
まずは生活習慣から。
寝不足による酸素不足
寝不足が続くと頭に酸素が行き渡らなくなり、日中にボーっとしたような気だるさを感じます。
こうなるといくら深呼吸してもあまり改善されず、思考回路が停止したかのように頭が回らなくなります。この症状の人は、例え長時間寝てもあまり変わらない、むしろ寝過ぎで頭が回らなくなることもあります。
これは寝ている時間が長いだけで、その内容が伴ってないからです。短時間睡眠で元気な人ほど眠りが深く、脳がしっかり休めるため、日中に酸素不足になりません。
眠りが浅い人はベッドに入ってからもどこか体が緊張していることが多いです。とにかく脱力することを心がけ、寝ようと思わないのがコツです。これでかなり良くなる人は多いです。
補足!ベッドに溶けるように眠るのがコツ
上記のリラックス睡眠法ですが、リラックスしようとしてはダメです。ベッドに溶けるイメージをしてください。これだけで翌日がかなり違ってくると思います。私はこれでかなり頭がスッキリしましたよ。
栄養面での頭が回らない対策
次に栄養面で見てみましょう。
炭水化物不足
肉ばっかり食べて炭水化物不足を一切取らない炭水化物不足ダイエット。
これをやったヒトの多くは頭がボーっとして鈍くなり回らなくなるといいます。
これは炭水化物不足から脳の栄養が作られるため、極端な炭水化物不足になると脳が100%動かなくなり働きが鈍くなります。
栄養過多
栄養過多は先程の炭水化物も含まれます。
つまり何でも偏った栄養はダメということです。偏った栄養は体に悪いというのはみなさんご存知でしょうが、それだけではなく、その偏りはホルモンバランスを乱すため、原因不明の気だるさの元となります。
その気だるさはホルモンの影響を受けやすい脳に現れます。
ですから、偏食はもちろん、サプリメント漬けみたいな食生活は、体にいい栄養であっても頭が回らない症状に導いてしまうということ。
カロリーオーバー・消化不良による胃腸疲労
現代人の多くは、日常の摂取カロリーから8割くらいに抑える、つまり腹八分目にすることで頭が冴えてシャキッとします。
これはなぜかというと、胃腸が過剰な栄養処理と消化に休まず働くため、胃腸が慢性的に疲労することにより、脳から疲労のSOSサインが出るからです。
ただこの慢性的な胃腸の疲れは本人には気づきにくく、頭が回らないような微妙な疲労感しか感じにくいのが特徴です。特に普段脂っこい肉食系の食事が多い人は、1週間のうち1日か2日でも、ご飯と梅干しみたいな質素な食事に変えるだけで、ビックリするくらい頭が冴えるようになるんですよ。
DHA不足
DHAは頭の栄養と言われるように、考える頭に欠かせない栄養素です。受験生にDHAサプリメントを飲ませるお母さんもいるほどです。
特に日本人は欧米化によって魚を食べる機会が減り、さらに上記のカロリーオーバー・消化不良と重なって、DHAがかなり不足している人がいます。
DHAを補ったからといって頭がシャキッとする効果があるわけではありません。ただ、DHAが不足するような食事の人は、頭が回らない食生活面での原因に多く当てはまるのです。魚中心の食事なら、カロリーオーバーや消化不良、栄養過多や偏りが起きにくいのは当然ですよね。
どちらかと言うと肥満の人よりスッキリ体型の人のほうが頭が回るのは、やはりDHA不足になるような食生活が体型に現れているのではないでしょうか?