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にんにくにデメリットと危険性はあるの?

にんにくの健康栄養パワーを積極的に取り入れたい。でもその栄養価の高さから逆に食べ過ぎによる危険性、デメリットが気になっていないでしょうか?

体にいいとされるものでもとり過ぎは逆効果。ではにんにくの食べ過ぎ、とり過ぎはどんな副作用があるのか?知っておくだけでよりにんにくの栄養パワーを取り入れることができます。

にんにくの力の知っておきたいポイント解説。にんにくを上手に毎日食べている人はどんな人なのか?知りたくないですか?

にんにくパワーの源にデメリット・危険性あり!?

1.にんにくパワーのメインは「アリイン」

にんにくが体にいいとされる主な理由は「アリイン」という成分が非常に多く含まれているからです。

このアリインはにんにくを刻んだり加工することでアリシンと変化します。この際ににんにく独特のくさいニオイが発生します。いわゆるニラ系のニオイのものとです。

そしてこのアリシンがビタミンB1と結びつき、体のエネルギー効率を向上させるというメカニズムがあります。

2.アリインの安心力が逆に体に負担になる

馬刺しなど生肉を食べるときの付け合せにすりおろしたにんにくが薬味として添えられることがあります。

薬味というのはただ味にワンポイントを加えるだけでなく、今のように食品保存技術がなかった時代の食品を安心して食べるための知恵でした。

しかしこの成分は一方で刺激が強すぎるがために、体に負担をかけてしまうことがあります。

3.もしにんにくを食べ過ぎると…?

  • 胃もたれ
  • 胸焼け
  • 胃痛

といった粘膜系の不快感が現れます。もともと何か食べて具合が悪くなりやすいような人は如実に症状が現れます。

そのような人が無理ににんにくを大量に食べ続けると、しだいに胃壁が薄くなって胃潰瘍になってしまう可能性もあります。

アリイン・アリシンのデメリットを解消するには?

非常に優れて他に代用品がないほどのにんにく栄養パワー。その中心となっているアリイン・アリシンですが、エネルギー面以外の安心力のせいで、体に合わない人は胃もたれや胸焼け、胃痛などの不快感を感じることがあります。

1.加熱する

一般的ににんにくで具合が悪く不快になるのは生で食べた時です。これは過熱することで薬味としての役割が弱まるからです。

にんにくの安心力に期待する場面は主に生肉などを食べるときの薬味としてです。なのでエネルギー面での期待ならあえて生でにんにくを食べる必要はありません。

加熱してもアリイン・アリシンのエネルギーパワーは失われないので、十分加熱したものを食するのがおすすめです。

2.空腹時に食べない

空腹時の胃の中は胃酸も少なく、食べたものが胃の壁にダイレクトに刺激を与えやすくなっています。

にんにくは体にいい食べ物ですが、その持っている強力な安心力は同時に胃壁にも強い刺激を与えます。

加熱してあればだいたい問題ありませんが、特に生のにんにくを食べるときは、薬味としてなど他のものと一緒に食べるようにしましょう。

デメリットのないにんにく栄養の取り方

以上のように気になるデメリット、危険性はアリイン・アリシンの薬味としての安心力に関するマイナス面です。

それ以外のデメリットはやはりニオイです。それらも含めて、にんにくの栄養を上手に取り入れる方法について紹介します。

1.切らない、刻まない、潰さない

にんにくは切ったりすり潰したりせず、房の状態のまま調理するとほとんどニオイがしません。

これはにんにくに物理的加工を加えると、細胞が壊れた時に酵素とアリインが結びつき、ニオイのするアリシンへと変化するからです。

しかし、結局それを口にして噛み砕くことで多少ニオイが出てきてしまいます。なので完璧にニオイを断つというのはなかなか難しいのです。

2.アリインのまま摂取する

1.の続きなのですが、にんにくの最高元気栄養パワーであるアリイン・アリシンですが、ニオイがするアリシンの状態よりアリインのままのほうが体内で穏やかに働くとされています。

なのでニオイのしないアリインの状態で吸収するのがベストです。ただ一般的にどうしても加工調理や咀嚼でアリシンに変化するためなかなか難しいのです。

3.加熱して生のまま食べない

生のほうがいかにもニンニク~!という感じがしてすごい作用が生まれそうな気がしますが、そのグッとくる感じはただ単に粘膜が刺激を強く受けているだけです。

薬味としての期待をするならともかく、栄養パワーについてなら加熱加工したほうが効率的です。

一番現実的なのはサプリメント。その理由は?

結局以上のようなデメリット・危険性対策を考慮すると、なんだかんだでサプリメントが一番効率的で安心だということになります。

サプリメントより自然なもののほうが体に良さそうな面はありますが、サプリメントにするとにんにくのデメリット・危険性を大幅に避けることができます。

1.加熱されている

にんにくサプリメントは一般的に加熱されています。なのでアリイン・アリシンの持つ安心力は抑えられているので体に負担がかかりません。

2.アリインの状態で摂取できる

一部のサプリメントですが、アリシンの状態ではなくアリインのままカプセルに詰め込んでいるものがあります。アリインのほうが長くとどまるとされているので、にんにくの栄養パワーを引き出すには食品として食べるより効率的です。

3.毎日手軽に継続できる

にんにくの栄養パワーであるアリインとアリシンは体内でビタミンB1と結びつくことで発揮されます。毎日のエネルギーはその日、その日に必要とされて消費され続けます。ある日突然にアリイン・アリシンをとってもそのパワーは引き出せません。

できるだけ毎日取り入れることで、毎日をより元気良く過ごすことができます。

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