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教育ママは本当に悪いのか?

教育ママ、という言葉を耳にするとき、若干の違和感を感じます。子どもが小さいときからお受験なり、勉強なりをさせている熱心な母親のことを指しているのでしょうが、なんとなく銀縁眼鏡をかけて、子どもの特性を無視してひたすら良い学校に入れるために目を吊り上げて子どもを追いかけ回しているようなイメージさえ浮かびます。

でも、本当にそうでしょうか。

親が子どもを教育するのは当然のことです。
教育の目標が、たとえば一般的な名門校であるからといって、それを「あの人ってすごい教育ママよね」とひとことで片付けていいのでしょうか。
あるいは小さなうちから文字を教える、計算をさせることが、悪いことなのでしょうか。塾に通わすことが、教室に行かせることが、他人の眉をひそめさせるようなことなのでしょうか。

言いたい人には言わせておきなさい、というのが私の意見です。
お受験は、それを考えていない人から見ると、ただ週に何回子どもを教室に通わせているとかお金をかけているとか、どうでもいいようなことだけに関心を持っているのです。

結局、わが子のことを誰よりも考えているのは親以外にはいないのです。
現実に格差社会がある以上、そして教育格差もあるということは、実際にいい学校に行きいい会社に入る、ということはその後の選択肢が自然と増えるということです。
学力と能力と学校のブランドがあれば、入りたい会社、やってみたい仕事につける確率はあがってくるのが現実ではありませんか。
もちろん、それ以外の努力や才能によって好きな仕事につくことはできます。そうして成功した人もいっぱいいるでしょう。

でも、もっと一般的スケールで見た場合、やっぱりいい学校を出た人のほうが「選ぶことができる」状況になりやすいのは現実なのです。
お金と成功がすべてではありません。
しかし、「やりたいこと」ができる、選べるような環境にできれば置いてやりたいと思うのもひとつの親心です。

お子さんの進むべき道のかじ取りを幼児期にはしてあげる必要があるということです。もしかしたらその先で子どもは違う道を選ぶとしても、です。

教育ママ、お受験という言葉の印象に惑わされず、親子にとって何がベストなのか、純粋に考えて行動しましょう。

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