水分補給の為に、気軽に与えやすい果汁飲料、乳酸飲料、スポーツ飲料など、必要以上にお子さんに飲ませていませんか?
これらには驚くほど砂糖や果糖が含まれており、幼少時に過剰に摂取すると、むし歯のみならず偏食や将来の肥満にまでつながると言われています。
必ずしも与えなくてはならないわけではありませんが、一般的に離乳食を開始する前に味の練習として、果汁や野菜スープを与えてみましょうという時期があります。この具体的な月齢については育児書によりさまざまで主に生後2か月から4ヶ月、早いものでは1ヶ月頃からといっているものもあります。
この時期、甘くないほうじ茶や野菜スープはあまり飲まないので、ついつい果汁ばかりあげてしまう親も多いのではないでしょうか。また発熱時、脱水防止のための水分補給としてイオン飲料を医師にすすめられて飲み出したというケースも多いようです。
このように、子供はかなり早い時期から、ミルクよりはるかに糖濃度の高い飲み物を与えられているようです。
ある調査で、むし歯がないか軽度の子どもは、飲み物からの砂糖の摂取がほぼ無いのに対して、重症の子どもほど飲み物から砂糖を摂取する割合が高くなっていることがわかりました。
3〜5歳児の砂糖類の摂取目標値は1日に15gとされていますが、普段何気なく与えている飲み物を実際に調べてみると、驚くほど糖質は含まれています。
もちろん物によって様々ですが、幼児用飲み物1パックで4〜12g程の糖質が含まれている場合があります。それ以外にも、お菓子やパン、普通の食事にも当然糖質は含まれているので、一日の摂取量を簡単にオーバーしてしまいます。
ですから、できるだけ水やお茶など糖分の含まれていない飲み物で水分補給するように心がけたいものです。
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