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子どもの正体のために親がしてあげられること

子どもの将来を考えて、小さいうちから親として、してあげられることはなんだろうとよく考えます。

やっぱり最初に頭に浮かんだのは「教育」でした。
うちは夫婦ともに揃って「平凡な頭」です(笑)。私は短大の家政科を卒業し、夫は自分で言ってますが「三流私立大学出」です。

だからといって不幸せだとか、格差社会だと文句を言うつもりはありません。とりあえず普通に暮らせる日々の糧を夫は稼いできてくれるし、生活に対する夢は果てしなくあるとしても、不満じたいは特にないのです。

でもわが子に対する気持ちはまた、別ものなんですね。
この子を頭のいい子に育てたら――。国立大学なんて行ってくれたら――。で、公務員とか、官僚とかになっちゃったら――?

そう思うと華々しいわが子の活躍が目に見えるようです。高給取りになってきれいな奥さんでももらうのでしょうか。
そのためには「教育だ」! 幼児教育だ、小さいうちから天才児を育てるのだ! などとチラっと頭をよぎります。

幸せはそういうことではないとわかっていても、わが子に対する夢や希望は、ついついそうして、「カエルの子はカエル」ってことを忘れて妄想しちゃうんですね(笑)

だけど一方で、思うのです。
公園におにぎりと唐揚げもって出かけたときとか。
夫と一緒にサッカーボール蹴って、きゃっきゃっ笑っているときとか。

教育の結果が官僚なわけないじゃん、と。
教育の先にある目標が高給取りなわけないよね、と。

私は姉とは10歳離れているんです。姉自身早く結婚していて、ベテランママさんです。
その姉が言うんですよ。
「子どもって親の期待を裏切ることばかりする、いい加減嫌になるけど、どうしたもんか、ときたま信じられないぐらい親を喜ばせてもくれる」って。

もしかして、たったひとつの大きな喜びが、結局、親のすべての気持ちをカバーしてくれるのかもしれませんね。
それはつまり、「生まれてきてくれた」ってこと。それだけでも、本当は充分に親孝行なのかもしれません。

親が子どもにしてあげられることなんて、ただただ、愛して、大事に育てるということにつきるのかもしれませんね。

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