デパートなどの有名化粧品の一角に肌年齢をチェックする機械がありますよね。
あれで肌年齢が30歳ですよ!まだ20代なのに40代ですよ!とか言われて喜んだりショックを受けたり(笑)
やっぱり具体的に数字で言われると気になりますよね。それにちゃんとスキンケアして肌年齢をできるだけ若くしたいなって思うでしょう。
じゃあそもそも肌年齢って何?ってところからスタートしますよね。次もし肌年齢をチェックすることがあったときに、一体どこをどうすれば若い数値が出るのかってことですから。
なるほど!肌年齢はここで決まる!
1.肌水分量
肌の水分量は20歳を境にどんどん低下していきます。つまり年齢に応じて肌水分量は減っていきます。
でも年齢平均より水分量が少ないと肌年齢が高いということになります。
2.油分量
男性は40代になっても大きく皮脂分泌量が落ちないのに対して、女性は20代以降は肌水分量と同じくどんどん減っていきます。
ただオイリー肌の人もいると思います。この場合は皮脂過剰で、年齢に関わらず肌に良くない状態。つまり肌年齢を上げることになります。
3.肌のキメの細かさ
マイクロスコープで肌を拡大して見ると、若い肌ほど線が細かく入り組んでいて、その線に挟まれた部分がふっくらと盛り上がっています。
いわゆるキメが細かいと言われる状態です。これは年齢でキメが荒くなるのはもちろんですが、20代であっても40代レベルぐらいのキメになっている人が非常に多いので注意。
4.肌弾力
これまで書いてきたものは、主に肌の表皮部分。つまり肌の上の方です。
それに対して肌弾力というのはもう一つ奥の部分である真皮層で発揮されます。
真皮層にはコラーゲンにエラスチンが絡みついたネットができていて、そこにヒアルロン酸が充満することで弾力が作られます。
コラーゲンやエラスチンを生み出す線維芽細胞は年齢とともに働きが鈍ります。つまり線維芽細胞の働きが年齢肌に影響するわけです。
どうすれば肌年齢を若くできる?
1.肌水分量、肌のキメの細かさは正しい保湿でO.K.
肌水分量、肌のキメの細かさに関しては保湿です。
ただし、過剰な保湿ではなくて、肌の水分蒸発を適度に抑えてあげ、なるべく肌に水分を留める手助けをしてあげることです。
これをしてあげると、年齢で低下していくターンオーバーの遅れを促進することができて、肌細胞をより若い状態で保つようにできます。
肌が適切な速度で生まれ変わると、重要な保湿成分のセラミドが多く作られて保水力が高まります。そして肌細胞がしっかりと成長してプリプリした状態になります。つまり肌細胞同士が押しくらまんじゅうするので、キメが細かくなてふっくらします。
2.油分量は補うか保湿で適正にする
普通、女性は皮脂不足になりやすい性別です。そして、保水力のように積極的にケアできる方法がないため、人間の皮脂に近いオイル分を肌に与えてあげるしかありません。
よくみなさん勘違いされているのですが、オイル保湿するといってもほんの1滴を美容液等に混ぜるだけで十分です。もしくはオイル分が豊富な化粧品ならそれだけで十分。
年齢肌向けの基礎化粧品はオイル分にこだわって作られているのはそのためです。
逆にオイリー肌の人はインナードライの可能性がかなり高いです。女性は男性と違って純粋な脂症は滅多にいません。
なので、これも保湿ケアで肌の保水力を高めてあげること。これで過剰な皮脂は不要ということを肌に知らせる必要があります。
3.肌弾力は保湿+アミノ酸+十分な睡眠
肌の奥の方の真皮層でも、その上の表皮層が年齢肌だと影響を受けてしまいます。年齢肌は様々な刺激が通りやすいバリア機能が低下した肌なので、刺激によってコラーゲン組織が壊れてしまうからです。
肌のバリア機能はセラミドを中心とした保水力とキメの細かい肌によって作られます。なのでまず保湿は必須!
そして肌の材料となり、肌づくりの司令塔として不可欠なアミノ酸をしっかりと食事等で補うこと。女性は男性に比べてたんぱく質摂取と、消化吸収が悪い人が多くなります。肌の栄養素を不足させないのも肌弾力維持に不可欠。
そして十分な睡眠。十分な睡眠は肌ターンオーバーを正常化させ、若々しい肌にしてくれます。このときにセラミドやコラーゲンがたくさん生まれるからです。
ちなみに、すぐに肌弾力が戻ったような感じになる化粧品は、コラーゲンを直接肌に浸透させたり、ポリマーで張りが出たように見せているだけ。あくまで一時的なものなので肌年齢の若返りに成功したわけじゃありませんよ。
年齢肌を+10歳にしてしまうNG行為!
1.過度の洗顔・クレンジング
年齢肌と実感があるということは、それだけ肌のターンオーバーが弱くなっている証拠。
それなのに洗顔・クレンジングを熱心にやると、肌角質が過度に除去された敏感肌になります。するとバリア機能が低下して刺激が一気に増加。シワやたるみ、ほうれい線の原因を作ってしまいます。
年齢肌を実感するまではターンオーバーの力でトラブルが気づかなかっただけです。今はその過剰な洗顔・クレンジングが肌を老けさせる大きな原因になっています。
2.過剰な保湿
年齢肌の若返りに保湿が重要なは間違いありません。
しかし保湿が過剰だと肌本来の機能を失ってしまい、肌がいつも保湿成分で満たされていないと健康に若く保てなくなります。
あくまで肌が潤いを取り戻そうとしているのを助けてあげるのに留めること。潤い成分でこってこてにしてしまうと、肌はもういいやと若くなる努力をやめてしまいます。
人間と同じですよね。お金が湯水のごとく入ってきたら働かなくなってしまい、その人の人格や魅力も変わってしまうのでは?
3.寝不足
寝不足はとにかく肌を老けさせます。
熟睡こそ美肌、脱年齢肌の秘訣です。
深く眠るとたくさんのセラミドが肌に生まれ、古い細胞と新しい細胞が入れ替わります。
肌弾力が生まれ、潤い・保水力も生まれます。
逆に寝不足になるとそれらが発揮されません。寝不足が続けば続くほど年齢肌は加速します。