赤ちゃんを授かると自分のことより、その子のことが心配でなりませんよね。
元気に育って欲しい。伸び伸びと育てたい。家の中で閉じこもらず、お外で元気に走り回ってくれるくらいがちょうどいい。
そんな育て方をしたいと思った時に気になるのが、紫外線による肌へのダメージや日焼け。女の子は将来のシミとか色黒、色素沈着とかが心配ですし、男の子だって紫外線が原因でシワが増えることも。
でも赤ちゃんのときから紫外線対策?日焼け止めを塗る?
それって赤ちゃんの肌のことを考えているようで、実は逆効果がとっても多いことを知っていますか?知らないと損する日焼け止めと紫外線の関係。知れば親子ともども美肌です!
オーガニック日焼け止めなら赤ちゃんも安心?
無添加のオーガニック日焼け止めなら赤ちゃんに安心と言われています。無添加で植物性のエキスだから弱い赤ちゃんの肌に刺激がないと。
でも、このオーガニックや無添加という言葉はあなたが思っているほど安全安心なものではありません。もちろんケミカルまみれの日焼け止めより刺激は少ないですが、植物由来のエキスは決して安全で刺激がないとは限りません。
例えば、何か山とかで草木を触ったら手が荒れたりかぶれたことはないでしょうか?それって植物エキスですよね。
もちろん、化粧品に使うような植物エキスはそのまま配合されているわけではありません。加工されていたり、刺激がない植物から選ばれていますが、それでも植物エキスというのは攻撃性がないわけじゃありません。
大人の肌だと問題なくても、薄くて弱い赤ちゃんの肌には刺激になる可能性があります。そしてこれを見極めるのは困難です。
科学的な成分名が書いているから危険ということはありません。防腐剤だって天然にこだわると逆に雑菌がわいてしまい、赤ちゃんの肌を攻撃してしまうこともあります。
オーガニック有機農法で無添加。それなら安心!と100%決まっているわけではないことを覚えておいてください。
紫外線吸収剤フリーなら赤ちゃんにO.K.?
大人の日焼け止めでも最近は紫外線吸収剤を避ける傾向があります。紫外線吸収剤が紫外線を吸収したときに起こす熱エネルギー反応で肌が攻撃されるからです。
また成分が科学的なもののため、その時点でアレルギー反応を起こす肌質の人もいます。
その逆で安全安心とされているのが、紫外線散乱剤です。主に酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄と成分表記に書かれています。
これらは紫外線による熱エネルギー変化がなく、科学的な物質でないため直接的に肌にダメージを与えません。
ではこれなら赤ちゃんの肌にもいいか?というと、一概にそうとも言えません。
確かに紫外線吸収剤より安心ではありますが、最近のナノ化された紫外線散乱剤は、肌角質の隙間に入り込んでしまい、そこでアレルギー反応を引き起こす可能性が問題視されています。
そのため大人の肌でも肌荒れや炎症を起こすトラブルが多少ですが出ています。赤ちゃんの肌となるとそれがどう出るかは想像がつきません。
じゃあ赤ちゃんに日焼け止めが使えないならどうするの?
そもそも、赤ちゃんは体が小さくてベビーカーでも完全に日差しをシャットアウトできます。抱っこして歩くにしても、服や帽子でカバーできます。
それでも顔が紫外線にさらされますが、紫外線自体は何も悪いだけのものではありません。
大人は紫外線カットと紫外線の毒性ばかり注目していますが、赤ちゃんの頃から日焼け止めで完璧に紫外線をカットすると、その子の将来は悲観する事態になるかもしれません。
これを知っているかどうかで、あなたたち親子の未来は変わってしまうかもしれないんですよ。
紫外線を浴びない将来こんな子どもになる!?
すぐに骨折する
紫外線というと悪く感じますが、日光浴というといいイメージになります。でもこれって一緒ですよね?
日光浴がなぜ体に肌にいいかというと、まずビタミンDの生成が高まります。ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるのに必須。丈夫な骨の子どもに育てるには必要不可欠です。日に当たらないインドアの子どもは、とても骨が弱くて折れやすいのです。
外に出れなくなる
紫外線を浴びることでメラニン合成の働きが活動します。メラニン反応は異常な反応ではなく、体の免疫反応です。これが全く行われない時期が続くと、いざ紫外線を強く浴びたときに、メラニン反応が鈍くなって紫外線の毒をまともに受けてしまい、ひどい炎症や肌がシワシワになるなどの弱い肌質になります。
シワが増えて薄い肌になる
紫外線のUVA派は真皮層のコラーゲン組織を破壊すると言われていますが、そういった刺激があるからこそ肌の生まれ変わりが活性化する面があります。
一切紫外線を浴びないようなインドアの子は、確かに肌は白いものの肌にハリがない痩せた肌になってしまいます。これは紫外線をあまりにも浴びていない弊害です。
そもそもなぜ赤ちゃんに日焼け止めが必要なの?
日焼け止めが赤ちゃんに必要と考えたのは、紫外線の毒を気にしてのことだと思いますが、赤ちゃんの肌は「弱い」ということを気にしてのことでしょう。
では赤ちゃんの肌ってそんなに弱いの?と考えると、その弱さは皮膚の薄さにあります。大人と違って赤ちゃんの皮膚は3分の1とも言われるくらい薄く、あらゆる刺激を受けやすい状態です。
特に影響を受けやすいのが角質層。肌の一番表面の部分です。
ここにはセラミドや不飽和脂肪酸やアミノ酸などが集まり、たくさんの水分を集めてバリアを張っています。ここが薄い赤ちゃんは刺激に弱く、同時にちょっとしたことで乾燥しやすくなります。
つまり、保湿されていない、乾燥している肌というのは刺激に弱い、つまり紫外線に弱いということになります。
あれ?日焼け止めって肌乾燥しません?
そう。日焼け止めを塗ると肌は乾燥します。全ての日焼け止めではありませんが、塗ったほうが肌の質感が悪くなる傾向です。
ということは、赤ちゃんに日焼け止めを塗ってもし乾燥が進むと、元々持っている肌のバリア機能を低下させることになり、結局紫外線に対する防御力を失っていることになります。
赤ちゃんの肌を考えるなら日焼け止めより保湿!
もしあなたの赤ちゃんの肌が乾燥気味。赤くなっていてたり痒そうだったら保湿をしたほうがいいです。もちろん紫外線は避けるべきですが、日焼け止めを塗らなくても十分です。
紫外線が悪いのは、強い紫外線を長時間浴びることによるものです。常に親に守られている赤ちゃんならそんな心配はありません。海や山に連れて行くときなど、特殊な環境の場合は日焼け止めを使ってあげるといいでしょう。
赤ちゃんの肌を綺麗に強くする保湿剤は?
保湿剤も当然赤ちゃんの肌を考えて選ばないといけません。
ポイントは、肌に密着してフタをする、毛穴を塞ぐようなものは使わないこと。大人向けのものはその傾向が高いので注意してください。あのワセリンでもあまり使わないほうがいいですね。赤ちゃんの肌機能を邪魔してしまいます。
赤ちゃんのときから過保護に肌を守ると、本来赤ちゃんが持っている自浄機能や回復機能が発揮されずに衰えてしまいます。むしろ野山で育てられた赤ちゃんのほうが健康で強いのはこれが関係しています。
だから、そういったせっかく天から与えられた機能を邪魔しない保湿剤を選んでください。
親子で美肌!紫外線に負けないのはライスパワーエキス
具体的におすすめできるのは、お米から作られたライスパワーエキスです。
特にライスパワーエキスのNo.11は厚生労働省認可の医薬部外品成分。肌でセラミドを作って肌に潤い、バリア機能を高めるのを促してくれます。
直接的に肌に保湿剤を染み込ませるのではなく、あくまで赤ちゃんが持っている肌の力を後押ししてあげるだけなので、むしろその機能を高めるサポートとなります。
赤ちゃんの肌が乾燥気味、荒れ気味ならおすすめです。本当に赤ちゃんの肌のことを考えたら、赤ちゃんの成長を後押しするものを選ぶべきでしょう。
ちなみにライスパワーエキスは大人も使えます。ライスパワーエキスの作用は認められているものなので、他にあれこれ成分を使わなくていいため、赤ちゃんはもちろん肌の衰えが目立ってきたお年寄りにもいいんですよ。
親子で一緒に使えるから二人で美肌。紫外線に負けない肌を目指せます。むしろ使わないほうが損かもしれませんね。