ペットの乾燥肌には砂糖が効く!?
自然派保湿ケアとして話題なのがシュガースクラブ。アトピー肌の人でも快適にしみずに使え、肌がツルツル、ウルウルになると人気急上昇です。
そんなシュガースクラブは砂糖とオイルを混ぜただけのシンプルコスメ。口に入れても大丈夫なので、赤ちゃんはもちろん、犬や猫などのペットにも使えます。
ワンちゃん、ネコちゃんの肌荒れやガサガサ。肉球の乾燥・炎症など、水分不足で起きる肌トラブルに、シュガースクラブが優しくバッチリ保湿してくれます。
ケア前に犬猫と人の皮膚の違いをチェック!
乾燥肌、アトピー肌のケアは人と同じようにやっていいのか?
その答えは皮膚構造、特徴の違いを知れば納得できます。同じ哺乳類ですが、人と犬猫との皮膚は結構大きな違いがあるのです。
1.犬猫の皮膚は人の赤ちゃんよりデリケートだった!
人の場合、肌ケアするときに一番気を使うのは赤ちゃんです。何と言っても肌が薄くて弱いですよね。
実はその人の赤ちゃんより、成犬、成猫の皮膚のほうが薄くて弱いんです。元々野生だったはずの犬猫なのに、人の赤ちゃんより肌が弱いなんて意外ですよね。だから犬猫の肌ケアは人よりもっと慎重にならないといけないのです。
2.犬猫の肌は蒸れやすく雑菌が湧きやすい!
犬猫の皮膚は人の赤ちゃんより薄いので、それだと野生で生きていけません。
なのでその代わりにたくさんの体毛を宿しています。毛をいっぱい出して皮膚に刺激が当たらないようにカバーしているんですね。
ただその代わり通気性が悪くなり蒸れやすくなります。さらに人のような汗を出す汗腺がほとんどなく、ワキガなどでお馴染みに濃い汗を出すアポクリン汗腺が多くあります。
そのため犬猫の肌は雑菌が湧きやすく、肌が荒れたりアトピーになりやすいのです。
飼い主の責任!ペットの乾燥肌ケア注意点!
アトピー肌は肌細胞の生まれ変わりが激しくなり、肌が少しの刺激でも負けてしまう症状です。
犬と猫では犬にアトピー性皮膚炎が多くなります。これは遺伝的なものが言われており、柴犬やシーズー、ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーなどの人気犬種がアトピーになりやすいとされています。
これら犬種に関わらず、猫も含めて肌が乾燥すると、肌荒れしたりアトピー、体臭の原因となります。犬猫の体は乾燥していないようで、実はとっても乾燥しやすいので注意!
1.ペット用シャンプーは乾燥しやすい?
ペット用シャンプーはペット独特の汚れとニオイを落とすのに優れています。
しかしそれは、薄い肌の保湿成分も落としてしまうため、種類や生まれつきの体質によってはシャンプーが原因で乾燥肌、アトピーになります。
人の場合も洗顔のし過ぎで肌が乾燥して荒れるように、犬猫のシャンプーもマイルドなもので丁寧に洗ってあげるのがポイント。肌が弱い犬猫向けのスキンケア用シャンプーを使いましょう。
2.シャワーーはかなりぬるめで
犬の場合シャンプーをするご家庭が多いでしょう。この際、人が浴びるシャワーよりかなりぬるめにしてください。皮膚が薄いため、人の快適な温度だと肌のセラミドが流れ出やすくなり、乾燥肌が悪化してしまいます。
3.シャンプー後はしっかり乾かさないとさらに乾燥する
ドライヤーを嫌がるワンちゃんもいますが、出来る限りドライヤーで早く乾かしたほうが肌荒れません。
犬の毛は多く密集しているため、少しの湿り気が雑菌を増やし、薄い肌を壊して肌荒れ症状を引き起こします。
ドライヤーを嫌がる子はタオルドライしたあとに、入念にブラッシングして毛の間に空気を通すように。
猫はグルーミングするため比較的肌汚れず乾燥しません。それでも乾燥、肌荒れが起きた場合は以下のケアも試してみてください。
肉球プルプルで臭わなくなるシュガースクラブ
人の赤ちゃんやアトピー症状の人も保湿に使うシュガースクラブ。
超デリケートな肌の保湿ケアには抜群の効果を発揮します。
とても弱い皮膚の持ち主であるペットの肌や、常に地面に設置して荒れやすい肉球のプルプルケアにもってこいです。
1.シュガースクラブの作り方
砂糖とココナッツオイルなどのオイルを混ぜるだけ!たったそれだけです。
2.シュガースクラブの使い方
乾燥した部分にシュガースクラブを馴染ませ、その後水やぬるま湯で洗い流します。洗い流している最中からペットの肌が変わるのがすぐに分かります。
3.犬猫にシュガースクラブを使う場合の注意点!
必ず、顔に使える粒子の細かい特別な砂糖を用意すること。一般に売っている砂糖は角質が削られて大変なことになります。
手で触ってザラザラしないマイルドな砂糖を使いましょう。
そして肌に馴染ませるだけにするように。決してこすったり、揉み込んではいけません!
4.ペットが舐めても大丈夫ですが一応気をつけて!
肉球なんかにシュガースクラブを使っていると、塗っている側からペットの口元が伸びてきます。
お砂糖ですからね。犬も猫も寄ってきちゃいます。
砂糖とオイルなのでペットが舐めても何の害もありませんが、あまり頻繁に舐められると砂糖と油分の取り過ぎになっちゃいます。お腹が緩くなるペットもいるので、一応舐められないうちに素早く洗い流してあげてくださいね。