大学の工学部では、英語とドイツ語が必須の語学科目でした。今では、英語一本のところも多いほど、多くの論文や、資料、ドキュメント関連は英語で書かれています。
これらは米国を中心としてコンピュータ工学が広がっていったことと、インターネットの普及に応じてより多くのビジターへの情報開示が求められるようになったために、国際共通語といえる英語での表記が増えてきたからでしょう。
エンジニアの仕事では、英語のドキュメントを書いたり読んだりすることは日常的に行われます。英語での会話ができなくとも、英語の読解力があることは、エンジニアにとって、大きなメリットとなります。
特にコンピューターのアプリケーションを作ったりする開発エンジニアの場合は、コンピューター用語自体が英語ベースになっていますので、カタカナ英語であったとしても、英単語を知っていることは作業効率に影響する場合があります。
海外の製品の場合、マニュアルなどが英語のままということも多いので、より効率的に作業を進めるという観点からも英語力は重要です。
また、技術の先進を行く米国などの企業が国内においてセミナーや教育を行う場合、英語でのコミュニケーションがとれることで、特別に情報を得ることができる可能性や、協業の可能性も出てきます。そういった時には、英語読解力だけでなく、英語コミュニケーション力も必要となります。
エンジニアにとって不可欠ではありませんが、英語はアドバンテージになりうる知識や技能と言えます。