30代・女性
女性でも積極的に婚活をしなければ、なかなか結婚が出来ない時代になってしまいました。
昔は、近所の顔利きのおせっかい?なおじさん、おばさんが「お宅のお嬢さんにぴったりな人がいるんだけど、どう?」なんて、縁談を持ちかけてくれたりしたそうです。そんな話を耳にする度に私も「いいなー、昔は・・・」なんて思ったりしたものでした。
でも、逆に考えると、それって誰かが決めた相手だけが、お婿さん候補ってことですよね?
長い人生の中で、一生苦楽をともにしてゆこうと思う相手ぐらいは、やっぱり自分で選びたいなと、私は思いました。
でも、子供の頃から人見知りが激しい上に、中学から大学までずっと女子だけの環境で過ごしてしまったので、いざ婚活を始めようと思っても、なかなか行動に踏み切れない自分がいました。
結婚相談所のカウンセリングを受けて、「どんな男性が好きですか?」と訊かれたところで、そもそも男性というイキモノがどんなものだかよく分からない私にとっては、そんな漠然とした質問をされても全く答えられなかったのです。カウンセラーさんは、最初のうちは優しかったのですが、黙り込む私の様子を見て、ちょっと痺れを切らしているような空気が伝わってきました。
(人見知りする性格なんだから、そこは大目に見てよー)と、カウンセラーさんにまで言いたくなってしまうほど、緊張するタチの私には、やっぱり婚活なんて絶対に無理だと思っていました。
でもやっぱり結婚したいという夢は諦めきれず、こんな人見知りをしてしまう私の性格も丸ごと受け容れてくれそうな優しい男性を見つけることは出来ないか?と、その後は、悪戦苦闘の毎日でした。
こんな私を見かねて友達が男性を紹介してくれたときは、本当に大変でした。
その人とのデートで発した言葉は、「初めまして」「はい」「いいえ」「さようなら」の4つぐらいでしょうか。
友達の知り合いだから失礼なことは出来ないと思うと、余計にプレッシャーがかかり、真っ直ぐ相手の顔を見られないし、挙動不審になってしまうしで、散々でした。
そんな私が婚活に成功できたのは、ネット婚活に切り替えたお陰でした。私は、初対面の人と話すのは苦手でも、メールなどで文章を作るのは得意だったのです。男性とはメール交換の期間を長めにとって、メール交換の中で内容の濃い会話をしておくように心がけました。
もちろん、自分が極度の人見知りであることを予めメールで伝えました。
すると、「実は僕もなんだよ」と言われてびっくり。
なんか妙に安心して、その男性と会うことに抵抗がなくなりました。ちなみにその時の男性が今の夫です。