男性より女性が吸っている姿が増えてきた
近年、喫煙のルールが厳しくなり、タバコの値上がりとともに禁煙を考える人も増えたのではないでしょうか。実際になかなか禁煙できずに病院にまでかかる人もいるようです。
しかし厚生労働省の調べによると、男性の禁煙率の増加に対し、女性の喫煙率は増加しているのです。得に10代〜20代の女性の喫煙率が増えてきています。
私自身はタバコを吸わないいわゆる非喫煙者なのですが、最近は男性の喫煙者が減少傾向にあるそうです。以前はタバコを吸っていたけど現在は吸っていないという人がかなり増えています。私の周りにもそういう人がけっこういます。
これに対して、女性の喫煙者は増加傾向にあるのです。男性の喫煙者が減少したのに対して女性の喫煙者が増加しているなんて意外に思う人が多いと思いますが現実です。男性の方が健康に対する意識が高いのかななんて思ったりもします。
実際に自分の周囲の人間でタバコをやめた男性に理由を聞いてみると理由は2つありました。一つ目はは健康のことを考えてということで、もう一つは経済的な理由です。タバコの害悪については今さら言うまでもないので健康という理由は層像が付きました。でも、でも、タバコ代がかかるというのはタバコを吸わない自分には考えが及ばなかったです。
男性がタバコをやめる理由には十分説得力があるのですが、なぜ女性の喫煙者は増加しているのでしょうか。「タバコには百害あって一利なし」なんてことを言う知り合いがいましたが、女性の喫煙者は何か理由があってタバコを吸うのでしょうか。
あれこれ頭の中で考えていても仕方ないのでタバコを吸う女性に直接聞いてみることにしました。自分の職場にタバを吸う女性の同僚がいたので「なぜタバコを吸うのか」と質問してみました。すると、彼女は「ストレスを発散できるから」と答えました。
ここでストレスというのは仕事からくるものだけではなく、プライベートに関するものも含まれているとのことです。昔に比べると社会は複雑化して女性の社会進出も目覚しくなり、ストレスを抱える女性の増加と女性の喫煙者の増加との間には関連性があるようです。
女性にとってのタバコの害
一般的に知られている喫煙による体への影響はがん、虚血性心疾患、慢性閉塞性肺疾患などの喫煙関連三大疾患などがあります。
他にも各内蔵の機能低下に影響があると言われています。
更に喫煙による女性への影響とは
・卵巣機能の低下により不正月経や無月経などが起こりやすい
・エストロゲンの低下から骨粗鬆症が起こりやすくなる
・子宮頸癌や乳癌の発生に影響する
・不妊症の原因になりうる
・皮膚の老化を早め、シワやシワなどの発生に繋がる
この様に男性に比べ、女性の方が喫煙による影響が大きいのですが、女性の喫煙者は年々増えています。
しかし、女性は男性よりもニコチンのよる依存性が高く、一度喫煙をしてしまうとなかなかやめられないと言う現実があります。
男性以上に女性の禁煙は難しいのかもしれません。
しかし、女性の喫煙は体への影響以上に周囲からのイメージも良くありません。
道端で喫煙している女性、喫煙エリアで喫煙している女性など、非喫煙者から見るとあまり良い印象ではないと思います。
また、恋愛や結婚において喫煙か非喫煙を条件に入れている男性もいるかと思います。
身体にも“女性”としてのイメージとしてもやはり喫煙をしない方がいいのは明らかです。
元喫煙者としても、まだ喫煙をしたことのない女性には、喫煙をはじめないでほしいと思います。
肌年齢にかなり悪影響が出る
タバコに含まれているニコチンとかタールなどの物質は血液の循環を悪くする働きがあります。タバコを吸えば血行が悪くなりますので、お肌へのダメージがかなりあるのです。もちろん男女を問わずお肌へのダメージはあるのですが、女性の皮膚は男性よりもデリケートなのです。
女性の皮脂は男性よりも少ないですし、皮膚の表皮も男性より薄くて滑らかなのです。タバコの弊害により実年齢よりもお肌の年齢の方がかなり上であるということになったりするのです。
人間の顔で最初にシワができるのはほうれい線であると言われています。ほうれい線ができてうれしいと思う女性なんていません。喫煙され女性成はすっぱりと禁煙するか、お肌のケアをしっかりとしなくてはなりません。
10代での喫煙はさらに悪影響が強くなる
生理不順や不妊症になる確率が3倍以上
それにはちゃんと理由があるのです。
未成年のうちにタバコを吸うことでまだまだ成長するはずの体を有害物質で汚してしまうのです。
その結果、免疫機能の低下や気管支炎や肺炎、癌の発生率の増加などの影響があげられます。10代の女性場合はそれ以外にも生理不順や不妊症になる確率が3倍以上になるそうです。
タバコの害の情報が耳に入りづらいのか?
逆に20代の女性の喫煙率は年々減ってきています。それは妊娠や仕事、社会的なイメージなどが関係していると思います。
しかし、10代の妊婦のうち、10人に3人は喫煙していると言うデータもあります。
もちろん若さゆえの情報の少なさや、常識感覚の不足なども関係して、未成年で更に妊娠している上で喫煙している、と言うことの危険性を理解できていないのかもしれません。
中学生でニコチン依存症
未成年のうちにタバコ吸いはじめている女性の多くは中学生前後で既にニコチン依存症です。その上、危険察知能力が低く、周りも本気で説得しないのであれば本人の力だけでは難しいかもしれません。
若い女性が若いうちから有害物質を吸収し続け、気づいたときには体も肌も老化し、不妊や生理不順でなやまなくてはいけなくなってしまいます。
少しでも早いうちに気づき、周囲の大人が注意してあげること必要だと思います。
また周囲の大人だけではなく、学校教育の上でしっかりとこの危険性を教えるべきだと私は思います。
健康や、病気、なぜお酒やタバコが未成年に禁止されているのか。女性にとってその影響はどのようなものなのか。
親はもちろん、学校や教育の場面でもしっかりと提示していく必要はあると思います。