加齢臭はだいたい40代をめやすににおい始めると言われています。ある意味で一種の現代病で、肉を食べる機会が増えてきたなどの食生活の変化により表面化してきました。
動物性の肉の脂肪を摂取することで、身体から独特のニオイを発するようになります。年齢を重ねるにつれて脂肪を分解する力が弱くなることで「ノネナール」という物質が皮脂に含まれるようになり、それが加齢臭の原因となります。
まずは、「動物性の脂肪分の摂取を控えること」が根本的なポイントです。
加齢臭の原因となる物質、「ノネナール」。これは脂肪酸が過酸化脂質と結びつくときに発生します。脂肪酸は食事でコントロールできることがわかりました。
では、過酸化脂質は抑えることができるのでしょうか。過酸化脂質は、ストレスを感じたり、イライラしたり、不安に思ったりした際に活性酸素が増え、ひきつづき、過酸化脂質が増えてきます。すなわち、ストレスのない環境に居られるなら、加齢臭も少なくなるということです。
ですが現代社会で生活していてストレスを感じないことは難しいです。若いときにはイライラしてしまったことも年齢を重ねてきたからこその経験と余裕で、少しだけ心を穏やかに過ごすことができるのかもしれません。笑顔のある生活を意識して、加齢臭の予防へとつなげてみてはいかがでしょうか。
ある程度の年齢に達してしまったら仕方がないと諦めや開き直り気味の加齢臭ですが、このように、ちょっとした心掛けで予防ができることがわかりました。これらのことは加齢臭だけではなく、身体の健康、心の健康にもつながります。日常の小さな習慣を少し変えてみるのも良いのかもしれません。