子どもの運動神経は遺伝?後天的?何で決まる?
お子さんがこんな状態で困っていませんか?
- 運動が苦手で学校で苦労している
- 体育の授業を嫌がる
- 足が遅い
- よく転ぶ
- 周りの友達より鈍い
必ずクラスの中には運動が苦手、運動神経が悪いと思われるお子さんはおられます。
そんなとき、親の自分たちのせい?自分は運動神経が良くなかったからと悩むお父さん、お母さんがいます。
でも両親とも運動神経が良く、昔スポーツで大会出場もしていたという人もいます。なのに息子、娘がどうも運動音痴…
じゃあ遺伝ではないの?
と思うと思います。
実際に運動神経が親から遺伝して、子どもの運動神経が決まるというはっきりしたデータはありません。上記のようにケースがバラバラです。
向いているスポーツの遺伝子が分かる遺伝子検査キットで子どもの向いている運動が分かります。
口腔粘膜でスポーツ遺伝子を調べる【DNA EXERCISE】
子どもの運動神経を伸ばす方法は?
運動神経が良いか悪いかは、子どもの時の体の動かし方や環境にかなり左右されることは分かっています。
子どものときはとにかく体全身を一杯に使った遊びが有効とされています。特定の運動、スポーツより、とにかく全身を自由に動かす。この過程で、自然にバランス感覚、関節の動かし方、力の入れ方などが身についていきます。
幼少の頃から家でじっとしている子どもと、野山を駆けまわっていた子どもでは運動神経が違うであろうことは容易に想像が付くでしょう。この場合親がどうとかは関係ないですよね。
むしろ、親が自分の子どもをどういった環境に置くかどうか?これのほうが運動神経に影響を与えるわけです。
もし子どもの運動神経を発達させてやりたいなら、子供同士で遊ばせる、親と一緒に外で遊ぶといったことを積極的にしていけばいいでしょう。
親から遺伝する子どもの運動に関わるもの「筋肉の質」
運動神経は親から遺伝するものではないと書きましたが、親から遺伝して子どもの運動能力に大きく影響するものがあります。
それは筋肉の質です。
スポーツには
- 瞬発力が求められる競技
- 持久力が求められる競技
- 両方が求められる競技
この3つに大きく分かれます。
瞬発力は100m競争やジャンプ競技などの陸上系や競輪、持久力はマラソン、両方はサッカーなどなど…
このように筋肉の質というのは先天的にある程度決まっていると言われています。
つまり瞬発力系の筋肉質の親からは、同じ性質の筋肉で子どもが生まれやすいとされています。
そんな瞬発力系の子どもにマラソンをやらせようとしても、なかなか芽が出ないことはありえます。環境、トレーニングでも筋肉の質は多少変化しますが、大まかな大部分は親からの遺伝ではないかとされています。
子どもの運動神経を伸ばすなら筋肉の質を知っておくと◯
運動、スポーツというのは、趣味程度からプロになるまで様々な楽しみ方、関わり方があるように、誰もが楽しめる素晴らしい活動です。
何か好きな運動、スポーツがあると、将来にわたって楽しく、健康に過ごすことができ、人間的にも大きく成長することができます。大人も子どもの時にあんなスポーツをやっておけば…と思うことはないでしょうか?
子どもの運動神経が悪い、自分のせい?と気にするより、子どもにとって将来関わっていける運動、スポーツの可能性を見つけてやるのが親の役割ではないでしょうか?
何でも筋肉の質で進むべきスポーツの道を決めるべきではありませんが、親として子どもの筋肉の質を知っておくのは悪くないでしょう。
意外にあんなスポーツが向いているかも!という視野の広がりができて、子どもの将来にとって素晴らしいスポーツとの出会いがあるかもしれません。
プロ野球選手やプロサッカー選手、マラソン選手、オリンピック選手にしたい…
そんな希望、野望を持っている親子は、自らの筋肉の質を知っておくのは悪くないことだと思います。
遺伝する筋肉の質を調べる方法
親から子どもに遺伝すると言われている筋肉の質は、遺伝子検査で分かります。
口腔粘膜でスポーツ遺伝子を調べる【DNA EXERCISE】
遺伝子検査というと親子判定のイメージがありますが、あれはかなり精度の高い検査が求められるので費用が高額です。
でも筋肉の質を調べるだけの遺伝子検査は費用が安く、それ以上のことは調べないので精神的に負担になることもないでしょう。
検査機関にいかなくても、口の中の粘膜を綿棒で取って郵送するだけです。
よく大腸がん検診キットとか在宅の健康診断がありますが、あれと全く同じものです。
これでしばらくすると詳細な筋肉の質、向いているスポーツの種類など運動に関する様々な情報が手に入ります。
両親、子どもと全員やるとどれだけ筋肉の質が遺伝しているか?お父さんの瞬発力とお母さんの持久力の両方がうまくミックスされていることが分かったり、完全に瞬発力系の体なんだということが分かるかもしれません。
これは運動の優劣を決めるものではないので、どんな結果が出てもショックになることはありませんね。親の検査と比べるとことで、自分の遺伝子、DNAが確実に子どもに伝わっているという深い感動を味わうことも可能です。
もちろん親だけや子供だけの検査でも十分です。親子の会話のきっかけなんかにもいいかもしれませんね。
他の記事もどうぞ
このカテゴリの他の記事はまだ投稿されていません。