今、自分の子どもの教育を幼稚園や学校に任せっきりで、家庭でほとんど何もしない親が急増しています。
この人達の言い分は、自分たちは仕事や家事で忙しい、幼稚園や学校は子ども教育する場所なんだから当然と言います。
しかし、幼稚園や学校の先生は、学ばせるためにいるのであって、個人的に子どもを教育するためにいるのではありません。それにそのような研修を受けてきた人たちでもありません。
子どもの教育はオーダーメイド
子供の教育方法はオーダーメイドでなくてはなりません。基本は同じでも、そこから各子どもで、理解させる手順までバラバラです。褒めて伸びるタイプもいれば、競争心をあおったほうがいいタイプもいるように。
教育させるためだけに先生の仕事を特化するなら、十数人を担当することも可能かもしれませんが、幼稚園、学校の先生の仕事は、授業の準備、テストの丸付け、親への連絡、学校行事の手配、遠足…教育以外で100%以上フル稼働です。
そこに教育?
無理です。仮に自分が一度先生の立場になれば一瞬で分かるはずです。無理難題であることを。
あくまで、子どもの教育は、その家庭の親がオーダーメイドでやっていかなくてはなりません。人のせいにできません。
ところが、全部幼稚園、学校に丸投げの親が増えたので、今の学校は荒れ気味です。モンスターペアレントなんて言葉が出てきたのは、教育のありかを家庭から学校・幼稚園に勝手に預けだしたあたりからではないでしょうか。教育現場という言葉がありますが、子どもの教育という意味とは違うんだと思います。
自分の教育方法に不安があるのは悪いことではない
やはり自分の子どものことは自分がいちばん分かっていると思うでしょう。それなら、その子に合った、その子に必要な教育方法は親でしか知り得ない、できないはずです。
しかし、昔と違い、教育方法は多種多様なものがTVや雑誌、有名人などから伝えられます。かといって、それをそのまま、または、新しい教育方法を聞く度に試していては子どもは大混乱です。結果、過度のプレッシャーから子どもが非行に走る例は少なくありません。
教育方法の情報が多すぎるのかもしれませんね。今の時代は。処理しきれていないのかも。
そのせいもあるのかもしれませんが、自分の子どもに対する教育方法が正しいのか?合っているのか悩んでいる親はとても多くなっています。そして、そのこと自体に引け目を感じている人もいます。
でも自分の教育方法を見つめなおしているだけでも立派なのではないでしょうか?誰かに丸投げで責任放棄している人より前を向いていますし、必ず前に行けます。
色々な教育方法を見てみよう
何も教育方法に自信がもてなくても恥ずかしいことではありません。
世の中にはいろいろな教育方法の書籍などが出ており、ヒントがたくさんあります。自分の子供の頃を振り返るのも大きなヒントです。
ただヒントはヒント。例えば、ある有名な教育方法のDVDを見たとして、それに感銘を受けても端から端まで自分の子どもに適用することはありません。最初に書いたように、教育はオーダーメイドであるべき。その学んだ教育方法が素晴らしいと思ったなら、それを軸にする、その教育方法の考えを頭に置いておくだけでも効果はあります。
むしろ、それくらいのほうが、子どもとの親子関係もうまくいきます。子ども性格なんてみんなバラバラなんですから、例外のほうが多く出てきます。その度に、無理やり学んだ教育方法に修正させようとしては、子どもの伸びようとする部分の芽を摘むことになってしまいます。
一度固定観念を捨て、様々な教育方法を見てみて、その教育方法の根幹は何なのか?これを理解するだけでも、子どもへの接し方が違ってくると思います。
親は見えない、無理しない舵取り役
一番怖いのは、教育という名を借りた、親の子どもの私物化です。
教育の先の結果を決めつけてしまっている親ですね。こうしたから、子どもはこうなると。
子どもは去年感じさせてくれた方向性を、数カ月後に違う可能性にして見せてくれるもので、親はそれを感じ取り、悪いものは正しい方向へ、いいものは伸ばしてあげる、そういった見えない舵取りをしてあげるのが教育でしょう。
自分の教育方法に悩んでいるなら、友達でも、先人の教えでも、TVでも雑誌でも何でも一度見て聞いてみるといいでしょう。これをダメだという人もいますが、ダメなのは、それらに振り回されることであって、見て聞くことにマイナスはありません。
そして最後に、自分の子どもが笑って前に進めるように願うこと。親のああなってほしいという希望を超えた強すぎる願いは、知らない間に子どもから笑顔を奪ってしまう可能性があるのでご注意を。
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