お肉中心から野菜中心の和食系の食生活に変更し、栄養バランスを心掛けることで体臭は予防できると言われております。また、規則正しい生活リズムを送り、質の高い睡眠をとることも効果があります。
その中でも注目したいのが、納豆の効果です。納豆は発酵食品です。納豆に含まれている納豆菌には、整腸作用があるとされています。
納豆菌が腸に届くと、腸内細菌の一部に加わるため、腸内環境が整います。善玉菌が増え、悪玉菌が減って、腸の活動が活発になります。腸の働きが活発になると、全身の代謝がよくなり、体臭も抑えられるのです。
ただし、いくら体臭予防に効果があるとはいえ、食べすぎはよくありません。あまりたくさん食べすぎると、かえって腸の働きを狂わせることもあります。納豆を食べるのなら、1日につき1パック、およそ100グラムが目安です。
食生活の変化から、体臭は、ひと昔前より強くなってきているそうです。和食の代表格、納豆をいまいちど見直して、日々の生活に取り入れ、納豆をはじめとした和食メインの日本人の体に合った食生活に戻していくことが、体臭改善への入り口になるのかもしれません。
くさくて苦手意識のある人も多い納豆は、体臭予防の効果があるという矛盾のようで理に適った食品でした。他にもビタミンCや食物繊維も効果があります。フルーツやブロッコリー、ピーマン、芽キャベツなどのビタミンCの豊富な野菜、ゴボウやニンジンなどの根菜類、いも類、きのこ類も意識して取り入れてみてはいかがでしょうか。