コゴトコム

  1. HOME
  2. 暮らし
  3. 家事
  4. 幼児教育
  5. 「のびしろ」のある子に育てよう
暮らし

「のびしろ」のある子に育てよう

学校の成績にしろ、スポーツにしろ、本格的に子供の才能が発揮されるのは一定の年齢に達してからです。

もちろん例えば水泳選手なら、小学生のときから記録を出す子もいるでしょう。でも基本的には、幼稚園や小学校でトップに立ったからといって、その後の人生でずっとトップになるというわけでもありません。

成績でもそうですが、子供にどれだけ「のびしろ」があるかがとても大切です。のびしろがある、というのは、専門的な指導者や先生といった親にはなかなか教えることのできない技術的な方向を導いてくれる人と出会ったときに劇的に伸びる可能性が大きいということです。

あるいは、成績でいえば、子供が何かのきっかけで「ムクムクとやる気がわいて」きたタイミングで、親も驚くほど学業の結果が出るときがあるということです。

その「のびしろ」は、つまり、基礎の基礎、幼児期の土台づくりで決まってきます。もちろん、天賦の才というのはあります。世の中には天才肌と言われる人もいないわけではありません。

でもそういう人はごく一部です。またそういう才能を持って生まれた人も、実は幼児期に親や家庭の中できちんと土台が作られていたからこそ、タイミングがきたときに花が咲くというものです。

幼児期には、「これができた」「何ができる」という、子供のできるできないだけに注目しないようにしましょう。

子供の集中力を邪魔しないこと、子供の興味を大切にしてあげること、が大事です。地面の蟻をじっと見つめているだけの子供に「ほら、ブランコあいたよ、乗らないの」などとつい声をかけたくなります。

でも、蟻いっぴきの歩き方に興味をもち、じぃっと観察しているそのパワーを、親が勝手に中断させないことが大切なのです。

子育ては生活ですから、そうもいってられないこともよくありますが、とはいえ公園で遊んだり親子で散歩したりしているときは、とことんお子さんの興味にぜひ、つきあってあげてください。

何事であれ、いい結果を出すということは、その対象に集中してやる気をだす力があるということです。

それは一朝一夕ではつきません。機会があれば「のびしろ」を利用してグンと成長することができるよう、小さいうちはお母さんもあまり細かなことの結果にとらわれず、おおらかに見守ってあげてほしいなと思います。

他の記事もどうぞ

幼児教育

洗濯代行