さて、「英語を話せればいい仕事につけるの?」「英語が話せたほうが給料は多くもらえるの?」といった疑問を持っている方もおおいのではないでしょうか。
英語を使った仕事といっても様々ですが、いくつかのケースに分けて考えていきたいと思います。
まず、「英語講師」や「翻訳家」の場合。この手の仕事は時給換算すると平均に比べてだいぶ給料は良いと思います。「英語の講師」の場合、1時間あたり3000-4000円が相場ではないでしょうか。ですが、この時給で英語のレッスンを毎日8時間担当することは実はあまりないです。社員として英語の講師をすれば別でしょうが、その場合、給料は同年代の事務職とさほど変わりがありません。業務委託やパートとして「英語講師」をする場合は、上記のような時給はごく一般的ですが、安定して収入を毎月得ることはなかなか難しいかもしれません。これには塾で英語を教えることも含めて差支えないと思います。
次に、エンジニアやその他の技能があり、且つ英語を必要とする場合です。この場合も、英語ができるからと言ってプラスアルファで給料が良くなるということはありません。ただし、海外赴任や海外出張の機会に恵まれるかもしれません。
それから、外資系の会社に勤めるという選択肢もあります。おそらく、今まで述べた中で一番手っ取り早く稼ぎたいのであれば、この選択肢がお勧めです。外資系は総じて給料は良いです。ただし、年俸制で残業代が出ないこともあります。また、本当に実力主義なので、力がなければ簡単に切られてしまうという怖い側面もあります。自身の能力と英語力に自信があるのでしたら、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
また、別の側面から見て、最近は昇級の際の条件にTOEICスコア600以上と定めている会社も増えてきました。これは、ある程度の英語力がなくては、一定ラインからは昇級できないことを意味します。
まとめますと、英語ができるからといって、給料が良い仕事に就けるかというと、そうでもありません。ただし、英語が好きなのであれば、好きなこと(特技)を仕事に活かせるというメリットが生まれます。仕事に対する姿勢や態度も変わってくるでしょうし、またやりがいなんかもより感じられるかもしれません。給料やお金では測れないこともたくさんあります。そういう点においては「英語を活かせる仕事」は自分をステップアップさせてくれるかもしれません。