サラリーマンの人なら定期的に人間ドックなど体全体の検査を受ける機会があります。そのため、自営業者より大きな病気にかかる確率が低いと言われています。
しかし、脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)といった「脳」の病気・トラブルに関しては違います。
なぜなら、普通に受ける人間ドックや健康診断では、首から上の部位の検査はほとんどされないからです。
普通の検査・人間ドックで予防できる内容
脳卒中は高血圧や糖尿病、高脂血症などを持っている人がなりやすいので、普段の健康診断でこの辺の値が高すぎることを医者から指摘されれば、それは高いだけ脳卒中のリスクが高くなるということです。
その意味では、脳卒中を予防する検査として普段の健康診断、人間ドックは大いに有効です。
でも、既に脳卒中の前兆、兆候が現れ始めている人は、いくら普通の人間ドックを受けても脳卒中を防ぐことが難しいでしょう。脳の以上は通常の検査では明らかになりにくいからです。
歳のせい?疲れのせいと思っていたことが脳卒中の初期症状
脳卒中に突然襲われ寝たきりになったり、そのまま死に至る怖い病気ですが、何もゼロからいきなり発症するばかりではありません。やはりそれなりに前兆があります。
ただ、他の臓器と違い、その前兆が非常に分かりづらく、ちょっと今日は調子が悪い、少し疲れているから…と簡単なこととしてスルーしてしまいがちです。
- 手足に力が入りづらくなった
- ろれつ・滑舌が悪くなった
この2つは脳卒中の初期症状としてよく現れる症状ですが、どちらも歳のせいかな?疲労やストレスが溜まっているんだろう…よく寝れば治るよ、と病院に検査にいくことがありません。
しかし、この症状が出たら全てではありませんが、極々軽い脳卒中が起きていることがあります。こんな場合、脳をMRIで検査するとその跡が見られることがあります。
定期的に脳ドック検査を受けておくと脳卒中は予防できる
つまり、普段から普通の健康診断を受けつつ、定期に脳ドックを受けておくと、もし軽度の脳卒中が発症していても事前に治療を受けることができ、完全な脳卒中の発症リスクを大幅に下げることができます。
どうしても脳卒中の初期症状は、何度も何度もしつこく出続け、さらに本当に具合が悪くなるまで病院に行かない人が多いのが手遅れになる原因です。自分は大丈夫、こんなくらいいつもあること…と思っていることが、実は全部脳卒中の初期症状、危険信号なのかもしれません。
もし、手足の脱力感やしびれ、強い頭痛、めまい、歩きづらいときがある、といった症状がほんの少しでもある40代以上の人は、素直に一度脳ドックを受信して脳の様子を検査しましょう。何ともないと思っていても受診すると、ほんの少しの影が見つかり、脳卒中の兆候、初期症状が発見される人が大勢います。
初期症状に気づかないでいると、明日はもっと危険になる
もしその脳ドック検査を受けていなかったら…
1日、1日経つたびに半身麻痺、寝たきり、脂肪の危険性が高まっていきます。
脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の予防には、脳ドック検査を定期的に受信するようにしましょう。
かかる費用は、通常の人間ドック+脳のMRI検査で8万円ほどから検査可能です。
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