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幼児向け教材プリントの活用法

幼児向けの学習プリントというのはたくさん本屋さんに並んでいますね。

幼稚園・小学校受験を考えていない人でも小学校入学前までにひらがなと数字ぐらいは覚えさせておこうとこの手のプリント類を購入する人は大勢います。

また、それ以前にたとえば知育指導を前提としている塗り絵やクレヨンなどを使ったお絵描きプリント、間違い探しや迷路といった、基礎的な知育プリントを幼児期にやらせてみようかと思い、プリントを手にする人もいるでしょう。

これらのプリントは、基本的にどれがすごくいいとか、何をやらせるべきかという決まりはありません。

ある程度はプリントに明記されている対象年齢どおりと思って間違いはありませんが、子供が興味を示しているのであれば対象より上の年齢のものを選んでも差し支えありませんし、また、より小さい子向けのものでも喜んでやりたがるのなら与えて問題ありません。

それよりもプリント類で大事なのは、「ただ与えただけ」にならないことです。

幼児向けのプリントは中学生や高校生がドリルを使用するのとは違います。あくまで指導する、見守る大人の手引きによって使用することが基本です。

それは、プリントのやり方を教えるということだけではなくて、「一緒に楽しく」やるということです。

2歳、3歳のときからプリントを山積みにして、できないからといって親に叱られていてはそれこそスタート時点から「勉強嫌い」の子になってしまいます。

それよりプリントはあくまで補助的な教材として、それを親子で一緒に行い、お父さんに褒められたり、「あれ、これはどうなってるんだろうね」とお母さんと一緒に考えたりするという時間が大切です。

最後にひとつ。

プリント教材を買ったら、必ず最後までやり通すようにしましょう。幼児向けの場合は内容の出来以前に、その1冊をきちんと全部やったという達成感こそが何よりの学習だからです。

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